『 採点しにくい』今年の事例4


こんにちは 今年も2次試験の再現答案評価サービスの採点を行っていますが、今日はその途中で事例4について感じたことを書かせて頂きます。 毎年答案を評価していて思うのはその年々の特徴があるということです。 今年の特徴を一言で言いますと、『 採点しにくい』 です。 年度によって、正解に対して受験生の解答内容の近さ具合を得点の高低にできそうな場合は評価がしやすいものです。 ところが、今年の事例4は第1問から、第4問まで、受験生の解答が大きくばらついています。 その中から合格答案を選び出すとなると難しいですし、また 素点で60点に至っていると思われる答案が少なく感じられるのも特徴です。 さて、ばらつきと言う意味で、直近で近い印象を受けるのは、平成26年の事例4です。 似ているところは 第1問、経営分析の解答文字数が少なく、コンパクトに適切な要素を答案に入れなかればならない。 第2問、第3問の難解さというか、考えれば考えるほどいろいろな解答が思い浮かんでしまい考えがまとまらなくなりそうになる。 そして第4問のとっつきにくさです。 平成26年事例4の第4問は、確かにお馴染み為替リスクのヘッジ方法の記述だったわけですが、何がとっつきにくかったかと言うと、解答欄の形でした。 受験生のお話によれば解答欄が中途半端な大きさでした。 マス目がない長方形で、 1行で端的に書きたいが、それでは書きたいことも書ききれない。 2行にすると、文字が小さくなるし、そもそも折り返して2行にして良いものかどうか? 3行にすれば、勉強してきたことを一定量述べられるが文字がさらに小さくて読みにくい。 4行にしたら? 採点サービスをしていても、手書きで4行にして頂いた場合、ほとんど読めない小さな字に… 考え込んでしまった受験生も多かったことと思います。 (ちなみに今年の第4問は「あなたが重要と考えること」と聞かれていて、確かに考えれば考えるほどいろいろ考えられてしまうところが難しいところです) さてさて、平成26年の受験生の多くは、もう来年を覚悟したといった状況のように見えました。 私も試験会場で夕方受験生のみなさんをお見受けしましたが、いつもにも増して険しい表情でした。 今年は少しその印象に似ています。 では、振り返ってみて、どう対応したらよかったのでしょうか? 言うは易く行うのは難いことではありますが 第1問から第4問の間に散らばる計算問題を少しずつ部分点稼ぎながら、記述のところは与件や設問を焦ることなく丁寧に読んで、聞かれていることに対して、大きくは外さない答案を書くという対応ができたら良かったと思います。 素点で60点取りにくい事例ではあっても、そうすれば踏み止まった答案も書けそうです。 今年受かってしまえばそれが一番ですが、こうした年々の特徴もしっかり掴んでおくことが今後の対策となりそうです。 追記、そのような中でしたが、平成26年の2次試験の合格率は順調に24.3%でした。 希望を持って前向きに!

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