月別アーカイブ: 2015年8月

 

合格に効く劇薬はあるか? 今年2次試験を受ける、あるいは来年に向け準備する受験生の方へ

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こんにちは

私はほとんど風邪をひかない方ですが数ヶ月前、少し熱が出て病院に行きました。

はじめた通った病院で初対面の医師に症状を伝えました。

私:
「だるくて熱が37.4度あります。昨日夜、喉のリンパあたりに違和感があり、今朝はおなかが少しゆるかったように思います。仕事も忙しいので早く治していただければと思います。」
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財務会計特訓コースの受講記録と嬉しいこと

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こんにちは

受講記録ですが、財務特訓コースの今回(第2回)課題は「損益分岐点分析とセールスミックス」

損益分岐点分析では
変動費率、限界利益率、損益分岐点売上高、損益分岐点比率、安全余裕率、営業レバレッジ、(最終的な)営業利益までの算出と、これらの項目(条件)を一部変化させた時のシミュレーションおよび意思決定などについての記述。
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2次試験までに時間がない! そんなあなたへのテーゼ

 
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こんにちは

この時期2次試験を受験されるみなさんは、時間のなさを痛感しているのではないでしょうか。

あれもやらなければ、これもやらなければ、etc.

「何を選択するか」により合格への距離が変わる。

中でも迷うことの1つ。

どの程度の難易度の問題を解き、学んだらよいか。
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【財務会計】-圧縮記帳-(再度取りまとめ)

圧縮記帳

 
圧縮記帳とは、国から補助金(助成金)等をもらったとき、その「もらった」という取引について「なかったかのような処理」を行うことです(特例としてきちんと認められている処理です)。

たとえば、1,000万円の設備を購入するため、1,000万円の助成金を国からもらったとします。それで設備が購入できるのは良いのですが、一方、助成金は会計上、収入と認識されます。収入に対しては税金(法人税)を支払わなければなりません(課税所得とみなされます)。仮に税率が40%とするなら400万円です。すると助成金を受け取った企業としては実質600万円しか設備購入資金に助成金を充当することができません。それでは助成金の意味が薄れてしまいます。ですので「なかったかのような処理」である圧縮記帳を認めているのです。

貸借対照表でいうところの「資産」(設備)を助成金額の分だけ減らす(圧縮する)処理です。
バランスシートですから固定資産(借方)を圧縮したら、何か(貸方)も減らさないと釣り合いがとれません。そこで「収入」を減らす処理をします。これを「圧縮損」の計上といいます。こうすれば収入も「なかったことになる」わけですから税金もかからなくなります。

これでちゃんと1,000万円の設備を助成金で賄えたし、その年は税金も支払わないで済んだ。

確かにそのとおりです。ただし、税金を支払わないで済んだ(非課税)と考えて良いのか?というとそう単純ではありません。結論だけ先に覚えておきましょう。「圧縮記帳は非課税措置ではなく、税の繰り延べである」

なんで?ということですが、それは「減価償却費」が関係してきます。
先ほど、「固定資産を圧縮する」と述べましたが、そのことはつまり「簿価を圧縮」することです。「簿価が減る」分、減価償却費の計上額も減ります。もともと、減価償却費は費用であり計上すれば収益が減り、その分税金を支払わなくて済むというメリットがあります。圧縮記帳をするとそのメリット(節税という)を享受する機会利益を喪失します。この「機会利益の喪失額」と「圧縮記帳で得た税金を支払わないで済む額」が等しい。このため「将来得られる節税のメリットを放棄する代わりに、設備を取得した当年は税金を支払わないで済むというメリットを得る」ということにすぎず、「税の繰り延べ」と呼ばれるゆえんです。
国や地方公共団体の補助金(助成金)に関わる機会が多く(それが期待されている)中小企業診断士なら、この「圧縮記帳」という言葉の意味は概要をつかんでおきたいところです。
なお、上記の「圧縮記帳」は必ずしなければならないというものではなく、そういう記帳方法も出来ますということです。

それなら圧縮記帳をするのとしないのとどちらが有利か?と考えてみます。上記の例で税金が400万円であると仮定します。この400万円という節税額を今年享受する場合の現在価値は400万円です。これを圧縮記帳しないで設備の減価償却費として仮に5年間定額法で償却すると1年に80万円(400万円÷5年)ずつ節税メリットを得ることができます。この80万円は将来価値が含まれますので現在価値に割引くなら、400万円より少なくなります。きょう400万円もらうのと5年に分けて80万円ずつもらうのとどちらがより価値があると思いますか?という問いと同じです。よって一般的には「圧縮記帳をした方が良い」ということになります。

圧縮記帳はこうした助成金をもらったときに限らず、火災で建物が焼失してしまったときに受け取る保険金などでも同じように行われます。

仕訳(単純な想定です)

助成金を現金で受け取った。
現金 1,000万円 助成金収入1,000円

設備を現金で購入した。
設備 1,000万円 現金1,000万円

設備資産を圧縮記帳し圧縮損を計上した。
設備圧縮損 1,000万円 設備1,000万円

上記仕訳を貸借(左右)まったく同じ科目を整理していくと
設備圧縮損 1,000万円 助成金収入1,000円
が取り出せます。

この圧縮記帳については、このブログで以前にも取り上げました。
参考にして頂けると幸いです。

【財務会計】予想論点 「圧縮記帳」について
【財務会計】予想論点 「 圧縮記帳 」のモデルケース
 
 
注)圧縮記帳には、①直接減額方式と②剰余金の処分方式があります。
上記処理は概念をわかりやすく説明するため①直接減額方式をもとに説明しています。それだけは押さえておけると良いと思います。ただし、一般の中小企業の会計処理では②剰余金の処分方式をとることが多くあります。②剰余金の処分方式では、圧縮処理を損益計算書の損益に反映させるのではなく、決算手続として(借方)繰越利益剰余金 (貸方)圧縮積立金という処理を行い、その事業年度の法人税申告書において減算を行い課税所得を圧縮するという手続きをとります。
 
 

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試験にのぞむ心境 ー 捨ててこそ浮かむ瀬もあれー

栃の実

 
試験が近い時期ですが、あれもこれもやらなければと受験生にとっては何かと大変です。

ここまで来たとき、何をして何をしないか。その整理は合否に影響します。

整理につきものなのは、いらないものを捨てるということです。今日はそんな「 捨てる 」にまつわるお話です。

空也上人のことば

「 山川の末に流るるとちがらも 身を捨ててこそ浮かむ瀬もあれ 」

 沈みそうになったとき、身にまとっていたものを思い切って捨てたら生きる道が開けた。

ほどの意味です。

 私自身、過去に何かそのような経験をしたことがあったような。具体的には思い出せないのですが、皆さんはいかがでしょうか。

この言葉について私は次のように解釈しています。
 
 
 普段のなにげない暮らしの中では、いま自分が持っているものを捨てるべきかどうかなどということは考えない。

 あるとき、何かの環境や 変化に会って「 いま自分が持っているもの 」が重たく、あるいは「 本来なら捨てなければならないもの 」に変わることがある。

 けれども、環境が変わったことに気づくかどうか、あるいは気づいたとしても「 捨てることは何かを手放すこと 」であるし、捨てる前には「 それを捨てて何かが得られる 」とはわかっていない。だから捨てるに捨てらない。そして時を過ごす。

 そもそも人は普通に欲深い。捨ててしまうのはもったいない。全部欲しい。あきらめきれない。そう思っている間はもがき苦しむ。けれども、本当に差し迫って他にどうしようもなく(窮地に陥って)もうだめだと思って観念すると道が開けるというものだ。

それなら差し迫られなくとも良い結果を求めて捨てるべきものは捨ててしまった方がよい。

言うは易く行うは難い

 このことは日々の生き方にも役立つが、1次・2次試験直前の時間に迫られた勉強や、あるいは限られた時間で結果を出さなければならない本試験での対応にも通じるところがある。

 「 身をすてて」は「 そのまま木の枝につながっているのではなく、激しい川の流れに身を投げ出し(すて)たら、流されて新たな天地でまた実を結ぶことができた 」と解釈することができる。

しかし一方では「 身(種子)を捨てることで殻だけになって軽くなって浮き上がった 」と直訳する解釈もあるらしい。

 すると、もう二度と「 身 」は戻ってこないのだと 空しくなってしまう。捨てて沈んでしまった身はどうなってしまうのだろう。殻だけになってどうする。そんな心配をしているようでは。やはり「 身 」を捨てるのは楽ではない。
 
 
 そうだ試験のことだ。だから試験が近づけば近づくほど、何を詰め込み、何を整理するかを考えることは大切。

中には凝り固まってしまった思考パターンや時間の使い方、たくさん身にまとった知識など、やみくもに抱えこむばかりでなく、時には「 捨ててこそ浮かむ瀬もあれ 」のような心境で。

ということがお伝えしたかったのでした。

 
 

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