月別アーカイブ: 2015年4月

 

カテゴリー・ミステイク!!【 構文 】のつくり方(4)

 
 前回までに、「現状分析+戦略」という 構文 を説明しましたが、

今回は注意点として「 現状分析 + 戦略 」の構文を含め、

論理的な文章を展開する上で気を付けておきたい

カテゴリー・ミステイク  について考えます。

耳慣れない言葉でちょっとわかりにくいかもしれないので

よろしければ下記の私とあなたの会話形式を例に感じ取ってみてください。
 
 
 私 : 夏みかん と ふつうのみかん どちらが好きですか?

あなた: 夏みかんは すっぱいので ふつうのみかん です。

 私 : では、りんご と みかん ではどうですか?

あなた: そうですねどちらかといえば
     サクサクした食感があって りんご のほうが好きです。

 私 : では、りんご と たぬき ではどうですか ?

あなた: ?? たぬき? たぬき って食べたこともないからわからないけど・・・
     変わったものは好きではないのでやっぱり リンゴ です。

 私 : では最後にお聞きします。
     リンゴ と エンピツなら どちらにします?

あなた: ・・・・・・ oh! Mistake!!

 
 さて、本題に戻りましょう。次の文章

SNSは高齢者本人に伝わらないので情報発信を強化すべきである

という記述の

「SNSは高齢者本人に伝わらない」は「現状分析」であり

「情報発信を強化すべきである」は「戦略」です。

一見正しそうですか何か違和感がありませんか。

違和感の正体は、

「情報発信」が「SNSを含んだ概念」だということです。

SNS * は情報発信の1つのツールですが

情報発信の種類には他にももっといろいろあります。( 列挙します )

 TV・ラジオ、パブリシティ、店頭看板、店内POP、パンフレット、新聞・雑誌、折り込みチラシ、DM送付、口コミ、知人紹介制度、近所の回覧板、サンドイッチマン、ちんどん屋、SOSのモールス信号(?)・・・

* (SNS:ブログ・Facebook・Twitter・LINE、メールマガジン・・・)
 
 
 つまり、 SNSという下位概念の施策が高齢者本人に伝わらない

という「 現状 」を改善するプロモーション戦略として

( SNSもひっくるめた上位概念の )情報発信を( まるごと )強化する

と言ってしまっているところに違和感の正体があるのです。
 
 
 次の文章はどうでしょうか。

「 Twitterは高齢者本人に伝わらないのでSNSはやめる 」

 そんな短絡的な・・・

この場合、SNSを1つのカテゴリーとするなら

Twitterはその中のサブカテゴリーの一つにすぎません。

Twitterがダメでも他のサブカテゴリーなら

例えばブログとかメールマガジンはいけるかもしれません。

 このように、論理展開の中でカテゴリーの選択を誤ると

因果関係が破たんします。

 こうした誤りを カテゴリー・ミステイク といいます。
 
 
 現状を分析したなら、分析した現状にフィットした

戦略(オプション)を選択・提案しなければなりません。

 ここでは、「 現状分析と戦略 」をそれぞれ

「 情報発信 」というカテゴリーのなかにきちんと収めて提案します。
 
 
 SNSが高齢者本人に伝わらない現状をなんとかしたいB社は、

SNSというサブカテゴリーがだめだったとしても

同じ情報発信というカテゴリーの中の別のサブカテゴリーには

まだ挑戦することができます。

ここではB社がとるべき(コミュニケーション)戦略として

パンフレット、口コミ、家族を通じた情報提供などはいかがでしょうか。

 
カテゴリーミステイクの画像-サムネイル用-本文非表示

  

・・・応援して頂けますと・・・幸いです ・・・

   
 

ファイナルペーパー作成講座風景のご紹介

 
ファイナルペーパー作成講座風景

 昨日(4月12日日曜日)行いましたファイナルペーパー作成講座の風景です。

 ブレーンストーミング方式で参加者に自由に意見・発言をしていただきながら、ファイナルペーパー作成のベースとなる 知識の引出しを行いました。

 本当にこのブランチ(枝)のところでいいのだろうか。他の切り口はないか。もっと広げられないか。ガラッと変える枠組みはないだろうか。
参加者はそんな風に 頭をフル回転して知識を引き出しました。

 「 これで完全です 」というものが出来上がることは期待していません。
メンバーが変われば当然カタチの違ったマップが出来上がります。

 それでいいのです。

 自分以外の人の思考に触れたり、ある制約条件にあわせて考え直してみたりすることで、自分自身の 知識を引き出しては定着させる といった効果が得られます。

 試験問題だって結局は 他人の思考プロセスの解き明かし です。
いつも「自分のものの見方」だけで戦っていては勝ち目がありません。

 考えによっては 戦う というより 対応する と肩の力を抜いてみるのも良いかもしれません。

 2次試験はカチッと型にはまった知識だけで解こうとすれば型からはずれた聞き方をされて「おかしい」「わからない」といた状態に陥りかねません。

 それにカチッとはまらなかったのは すべてはまだまだ知識が足らないからだ なんて思ったら際限がありません。

 むしろ ベースとなる知識 なら 右から聞かれても左から聞かれても、前から問われても後ろから問われても 柔軟に対応できる といった状態に仕上げていく方が効果的かつ現実的です。

 外から詰め込むのではなく自分の中から引き出して体系立った知識につくりあげることが大切です。
 
 
 こちらの講座はゴールデンウイーク特別講座でも行います。

 参加者は毎回3名以内と限定しています。

 順番もどんどんまわってきますが、それだけ濃密な時間を過ごせます。

 講師は不可欠な論点・知識の補充を適宜行い、量と質の確保 を心掛けます。

 講師から出す知識もそのマップの中で考えたらどこに入るのかを確認しながら進めます。

 ご案内 はこちらです。

 是非ご参加ください。

   
 

【 マイルストーン 】 アウトプット思考でインプットを!

マイルストーンイメージ画像

 さて3回ほどインプット思考からアウトプット思考へ

というお話をしました。

 前回までのお話をまとめますと

2次試験は アウトプット思考 が大切であるとの前提に立ち

未だ1次試験の インプット思考 から脱しきれていない受験生に対し

なぜそのような現状になりがちなのかということを

第1回目でカルガモ(バナー画像)すりこみをたとえに説明し

第2回目でアウトプット思考自らアウトプット思考へ切り替えることの大切さ

を明らかにして、そのスイッチングを促し

第3回目ではカルガモ画現状インプット思考から抜け出せていない受験生が

アウトプット思考に切り替えるには

強い心をもって臨まなければならないということを

「 生みの苦しみ 」という言葉をもって励ましました。
 
 
 さてそのとき「 では本当にインプットはひとつもいらないのか? 」

という アンチテーゼ* を投げかけました。
 
 ーーー ここまで前回のまとめ ーーー
 
 結論から言えばインプットは必要です。

ただし、2次試験における ”インプット” を

1次試験のような「 インプット思考 」をもって行うのは、

非効率なだけでなく、せっかく構築しかけた「 アウトプット思考 」への

切り替えの妨げにもなりかねないと考えて、あえて一端すべてを

アウトプット思考に切り替えよう! という論旨で

第3回までは展開しました。
 
 
 そしてここからは アウトプット思考 に切り替えた、という前提で

「 アウトプット思考のスタンス 」 に立って

インプットする術を身につけましょうというお話です。
 
 
 話せば長くはなるものの、前置きだけでこれだけ長くなりましたので

結論から申し上げます。

「 必要になったときはじめて、必要なことだけ 」

をインプットするということです。

「 必要になったときっていつ? 必要なことだけって何? 」

それは、アウトプットのために「 生みの苦しみ 」を味わいながらも、

どうしても思い浮かばなかった ”とき” であり

必要な ”こと” とは ベースとなる知識 です。
 
 
本当は、こう書きながら

「 すべての方には意味が伝わらないからないかな? 」とも思います。

ベースとなる知識の「 量 」や「 質 」がどの程度身についているかは

人それぞれであり、ここでのお話( 主張 )もまた

すべての方にピッタリ合うとは言い切れないからです。

最低限必要な知識さえも地道に身につけることなく問題を解こう

と悩むなら時間ばかりを費やすことになり、それはそれで非効率です。
 
 
自分自身が今どの位置にいるのかを把握することが受験勉強では大切です。

もう少し事前のインプットが必要な人がいるかもしれない一方

またある人は、本当はもう知識が足りているのに、知識が足らないからと

ひたすらインプットを続けているかもしれません。

それでも、こうしたボーダーラインがあるのだということに

気づくだけでも、あるいはその位置がどの辺であるのかという

感覚をつかむだけでも前進です。

このブログを読んで「 確かにそうだ 」と思える( 思えた )なら

その気づきや感覚を1つの マイルストーン

- 進むべき方向や距離の道しるべ -

にして頂けるのではないかと思います。
 
きれいな石画像
 
上記 アンチテーゼ* という表現につきましては別の機会に考えてみたいと思っています。
 

にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ 
こちらをクリックして頂けますと幸いです

   
 

【 生みの苦しみ 】 アウトプット思考に切り替えよう!

うまれて良かったひよこの画像
 前回のブログ

2次試験の「正解さん」はどこにいるのかという問いかけをしました。

試験委員の手もとにあるのでしょうか。

それはあるかもしれません。正答です。

また、それに近いものも予備校等にはあります。模範解答です。

けれども本当の「正解さん」は・・・

もうお分かりでしょうか。

それはみなさんの中にあるのです。

もっというなら、みなさんの中にしかないのです。
 
 
 前々回のブログでは「すりこみ」という話をしました。

そこでは自分の外にある「正解さん」を自身の中にとり込もうとするスタンス

(外から内へ)という「インプット思考」について説明しました。

「正解さん」が自分の外にある1次試験では、そのスタンスで良いでしょう。

2次試験においては「正解さん」が自分の外ではなく、

自分の内にあると考えるならそれは内に求めるしかありません。

内にあるものを取り出そうというスタンス

それが「 アウトプット思考 」です。
 
 
 「 ♪ 幸せは誰かがきっと運んでくれると信じてるね ♪ 」

 そんな歌詞がありました。

そう信じているうちは幸せはやってこないよ

というステップアップをうながす歌でした。

みなさんはいつ切り替えますか。「 アウトプット思考 」に。
 
 
「 私の中に引き出すものが本当にあるんですか・・・ 」

 なんて聞かないでください。

「アウトプット思考」は出てこないものを出そう出そうと

もがき苦しむものですから、たしかに楽ではないかもしれません。

いわば「 生みの苦しみ 」です。
 
 
けれどもこのことに「いつ」気づきそして実践できるかが時間との勝負です。

「 時間との勝負 」と表現したのは、このことに気づいてから

2次試験当日までに間に合わせる時間があるかないかということです。
 
 
今回「 生みの苦しみ 」という言葉を使うにあたりその意味を身をもって知っているであろう家内にあらためて聞いてみました。

私:「 子供産むとき痛かった? 」
家内:「 痛かったよ! 死ぬかと思うくらい。」
私:「・・・」
家内:「 実際亡くなる人だっているくらいなんだから。 」
私:「・・・」

私には実は聞きたいことがありました。
「 案ずるよりも産むが易しって本当? 」
でも聞けませんでした。

ただその後、家内が続けました。
「 二人目の子なんてずいぶん早くおなかから出てきていい子だったよ! 」

 そんなに痛かったのに
出てきてくれたことの喜びは痛さに優っていたのかな
と心の中で思いながら会話が終わりました。

めでたしめでたし。
 
 
では本当にインプットはひとつもいらないのか?

そんなお話もしなければなりませんが、今日はここまでとさせてください。

続きをまた頑張ります。
 
 

にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ 
こちらをクリックして頂けますと幸いです

 

   
 

【心ひとつ】 「インプット思考」から「アウトプット思考」へ

 
心ひとつ駅
 当ブログでは、

インプット中心の勉強スタンスを「インプット思考」と呼びます。

 対して、

アウトプット中心の勉強スタンスを「アウトプット思考」と呼びます。 
 
 
このスタンス分けをするキーファクターは

明確な解答や解答プロセスが公表・確定されるか否かです。

公表・確定される1次試験は「インプット思考」が適し、

公表・確定されない2次試験は「アウトプット思考」が適します。
 
 
1次試験の勉強では学ぶべきことも、また学んだ結果である

試験での解答内容についても正解・不正解がはっきりします。

この「正解・不正解およびそのプロセスがはっきりしている」学問では

情報があふれる今日、

勉強で正解がわからなくなり知りたくなったとき、自ら求めて

「正解さん、正解さん、私に正しいことを教えてください。」

とまわりを見渡せば「正解さん」は近づいてきて助けてくれます。
 
 
ところが2次試験の勉強ではどうでしょう。

「正解さん、正解さん、私に正しいことを教えてください。」

とまわりを見渡しても「正解さん」は助けに来てくれません。

なぜでしょう。

近くに「正解さん」がいないからでしょうか。

私は思います。

「正解さん」がいないわけではないのです。
 
少し短いですが今日はここまでとさせてください。続きをまた頑張ります。

 

にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ 
こちらをクリックして頂けますと幸いです