受験生が手にした10円玉

  とある小さなセミナーの受講料を現金で預かりました。 そのときおつりが10円。

10円硬貨

手もとには古ぼけたコインが1枚のみ。 ふちが丸くなり数字も消えかかるほど。 お渡しするのに少し気が引けました。 「 年季が入っていて恐縮です 」

「 いったい、何人の手に触れてこのようになったのでしょう? 」 そんな会話を交わしつつ。

長い年月を経たそのコイン。

いろいろなストーリーがあったのではないかと思いをめぐらせてみる。

大蔵省造幣局で生まれ、銀行育ちのピカピカの硬貨。 初めはおつり用として小売店のレジに収納。そこからお客さんに受け取られ。

公衆電話では数分間大切なひとと人とのつなぎ役を演じ

時には参拝客の願いを一身に受け、お賽銭箱にダイビング・・・

チョコの画像

子供の頃、母からもらったお小遣いの10円。

心はずませ駄菓子屋に行って小さなチョコを1つ買った。 その手に大事に握りしめていた10円玉かもしれない。

 そしてこの日は未来の診断士の手に。

 

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