(2026/3/28出題)
2025年版「中小企業白書」(中小企業庁) 第1部 第1章 事例1-1-5を加工して作成
【設問】事例を読み、以下の設問の回答をコメント欄にて送信してください。
1. B社が水中音響機器に特化した理由を、100字以内で述べよ。
【事例】ウエタックス株式会社
所在地新潟県上越市、従業員数 30名、資本金2,400万円、
事業内容 情報通信機械器具製造業
ニッチ分野で研究開発と競争力強化に努め、価格決定力を高めている企業
新潟県上越市のウエタックス株式会社は、水中スピーカーや防水マイクなどの水中音響機器を製造する企業である。国内トップシェアの水中スピーカーをはじめとする多様な製品は、アーティスティックスイミングやスキューバダイビング、レスキューなどで使用されている。同社では2018年頃から原価低減に向けた取組を進めてきたが、2020年末からの輸入物価上昇による原材料価格の高騰を受けて、取組を更に強化。一度の仕入量を2~3倍に増やすことで仕入単価を5%程度抑えたほか、製品数を20種類強から半数に絞り、部品の共用による合理化も進めた。また、受注生産が主であり、以前は受注後に部品を調達していたため、納期の長さが負担となっていたが、主力製品の部品在庫を増やすことで納期を短縮して資金化を早め、資金繰りの改善にも努めた。それでも、原材料輸入における円安の影響拡大や、エネルギー価格上昇が重なって原価低減での対応は限界に達し、従業員の賃上げも経営を圧迫。一時は役員給与の削減で対処したが、賃上げを継続するための原資確保が課題となった。
同社が手掛ける水中音響機器は、市場が小さいことから大手メーカーが力を入れず、中小企業も多くは技術不足で手を出せない分野だという。同社はそのニッチ分野に的を絞り、長年の継続的な研究開発により技術優位性を確立し、新たな用途開発や研究機関との共同研究、展示会出展等を通じて販路拡大にも取り組んできた。また、「小回りが利いて、かゆいところに手が届くのが中小企業の強み」と植木正春専務が語るように、大手企業にはできない製品仕様のきめ細かなカスタマイズ対応や、迅速な修理対応などアフターサポートの充実により競合他社との差別化も進めていた。原価低減による対応の限界に直面した同社は、2022年に全製品の15~20%の値上げを決断。価格改定の根拠を丁寧に説明するとともに、保証期間延長などサービスを拡充した提案を併せて行ったほか、技術力・製品を磨き続けて競争力を高めていたことが奏功し、多くの顧客から納得を得ることができた。
値上げを行った結果、顧客離れも一部あったものの、販売単価上昇により売上げを維持。かねてより取り組んできた原価低減の効果もあって利益率が改善し、継続的な賃上げを実施できるようになった。さらに、設備投資の余裕も生まれて、従前は手が出なかった高価な測定器を購入。測定精度が向上し、正確な研究データの蓄積が可能になったことで、大学や研究機関からの共同研究の依頼が増加した。今後の事業拡大のためには、新たな技術開発や新市場の模索が不可欠だが、価格転嫁による収益力向上が研究開発の強化につながり、更なる共同研究にも力を入れられている。「常にチャレンジをしていかないと、企業の成長はない。地元の新潟県では、メタンハイドレートの回収地に生息するベニズワイガニを音で忌避させて、エネルギー資源開発と水産資源保護を両立する最先端の研究にも参加しており、技術の活用範囲が広がっている。今後は海外のレジャーリゾートのプールに設置する水中スピーカーの売り込みも本格化させ、研究開発と販路拡大を同時に進めていきたい」と植木専務は語る
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理由は、①小規模市場のため大企業は参入しにくく、中小企業は技術不足のため参入障壁が高いこと、②継続的な研究開発で技術優位性を確保、用途開発や共同研究、販路拡大も進め、持続可能な優位性を確立したため。
今回は外部要因と内部要因で分けてみましたが、眺めてみると解答は事例Ⅰに寄っていますね。
『持続可能な』・・・漏れてましたぁ~。
事例文読んでるときは、頭の中に残ってたのに・・・
たくさんメモしてる間に飛んでしまってました。。
そうですね、事例Ⅰ寄りですね(←自分の解答も同じレベルと思い違いをしているやつですんません笑)
相変わらず、切り分け難しいです。
理由は①大手企業が参入しないニッチ市場、且つ高い技術力が必要な分野であること②独自の技術力と効率的な外部連携、顧客第一の対応での優位性により③十分に収益向上を見込めると判断したため、である。
りあとうさんの解答で、①と②の「VRIO」をイメージした流れと③が少し離れている気がしたのは、設問にあった「B社」が影響しているんですね。
この後の設問の展開が分からないのですが、この設問に関しては事例Ⅰで考えた方が全体的に上手くまとまるような気がしました。まあ練習ですからね。