(2025/3/29出題)
2024年版「中小企業白書」(中小企業庁) 第2部 第1章 事例2-1-1 を加工して作成
【設問】事例を読み、以下の設問の回答をコメント欄にて送信してください。
A社が近年中途採用を進めているのはなぜか。その理由を100字以内で述べよ。
【事例】二九精密機械工業株式会社
・従業員数 283 名 / 資 本 金 9,000 万円
京都府京都市のA社は工業製品のコア機構部の開発と設計、製造を手掛ける企業である。1917 年の創業当時は仏具の「りん」(鈴)などの製造が主で、その後は一貫して金属の精密切削加工に携わりながらノウハウを蓄積。時代に合わせて業態を変え、現在では半導体や医療機器、分析装置等の精密部品を主力商品としている。2009 年には βチタン合金の極細パイプ製造技術を世界で初めて開発。同技術を活用した血球計測装置や医療機器はカテーテル治療などに用いられ、業界をリードする存在となっている。
過去10 年の新卒採用者数は毎年5~15 名程度。A社は長年、人材の採用に苦労していたが、2015 年に工業系の高校や大学との連携を始めたことで、その後は十分な人員を採用できるようになった。また、近年は即戦力となる中途採用も進めており、年度によっては採用者数が合計30 名近くになることもある。A社の特徴は、「家庭が一番!仕事はその次!」という理念の下、従業員が「自分」を大切にできる環境づくりだ。具体的には、若手社員向けには社員寮の完備、同期が集まれる集合研修の実施など、孤立を防ぐような配慮を行い、子育て世代には育児休暇に加え、育児期間中には男女問わず短時間勤務を選択可能とするなど、「家庭が一番」を制度面でも後押ししている。これらの取組が評価され、2017 年から継続して
「健康経営優良法人」に認定、2021 年からは3年連続で「健康経営優良法人(ブライト500)」に認定された。A社はこの 10 年間で従業員数が約3倍に増加し、過去3年間の新卒定着率も約76%という高い数値を実現している。
A社は顧客の課題に寄り添ったオーダーメイド・提案型の技術開発を強みとするが、新規採用者が同社の特殊な技術を理解し、提案ができる一人前の技術者になるまでは3~5年程度を要する。その間の育成にも力を入れており、育成に当たっては、大手メーカー出身のベテラン人材を積極的に採用し、彼らを指導者として「人財育成」に励む。また、同社の二九直晃社長は「お客様の声を従業員に届かせることで、私たちが作った製品がどのように世の中の役に立っているかをイメージすること、それが彼らのやりがいにつながる」と、若手社員に顧客の工場を見学させている。自社の今後の成長については、
「地球と人類への貢献が我々の使命。より多くの製品を継続的に供給し続けるためには、他社では簡単にできない技術・開発力・加工方法を極め続けなければならない。かつ、事業の継続と発展のためには若手人材の採用と育成が大切であり、人は『財(たから)』との思いで経営に携わっている」と二九社長は語る。
【設問回答】フォーム
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