(書き出し)

 

6.二次直前対策 合格答案作成の秘訣

 

「試験終了のベルが鳴り、合格答案を記述し終えて筆記用具を机の上に置いた」瞬間からさかのぼり「二次試験直前期にある今、現在のあなた」のために本節は記述するものである。お伝えしたいのは以下の3項目である。

1)設問メモ法で知識のあみを広げる

2)採点(合否)基準を推論する(仮説)

3)採点(合否)基準の推論を検証する

本節の主張は、私の体験に則して構成したものである。そして紙面の都合もありすべてを網羅しようとはしていない。しかし、合格答案を作成するために必要な真髄の部分をコンパクトにまとめたつもりである。そして、執筆の打ち合わせ段階でも同じチームの仲間から「おもしろい」・「共感できる」といったコメントをいただいた。また編著者である波形克彦先生からも「力作だ」とおほめの言葉をいただいた。ゆえにあくまで、あるひとり分の「合格答案作成の秘訣」ではあるが無駄にはならないと信じて筆をすすめたい。

 

(1)設問メモ法で知識のあみをひろげる

お伝えしたいことの1項目は、「設問メモ法」である。この方法をひとことで言うなら本試験の設問文を活用した解答能力向上法である。そして、その中核となる考え方はこのあと解説する「知識のあみ」を広げて効率的かつ効果的に合格答案を導き出す手法のことである。

さて、二次本試験では毎年、手をかえ品をかえ、さまざまな企業の事例が出題される。なじみのない業種、経験したことのない職種、耳慣れない難解な用語などが受験生の頭を悩ませる。一体何を問われているのかわからない、問われていることはわかっても、どこをどう答えたらよいのかわからない。

そんな本試験事例もこの設問メモ法の知識のあみの目ですくってみると(つまりはあみにかからない事例企業の個別性をふるい落としてしまえば)、その骨子の部分はだれもが知っている単純な姿をしていたりする。 ・・・・・・