【 2次試験 出題傾向 】 小規模 & ものづくり  

 

 - 従業員数が少ないな -

 平成26年度2次試験の各事例を見てそう感じませんでしたか。
 
 そこで直近5年分の事例Ⅰ~Ⅳの企業の従業員数をグラフ化しました。
 
従業員数グラフ
 従業員数が大きく減少しています。
 
 なぜなのか。

 ここで5年分の中小企業白書のテーマに目を向けてみます。
 
 2010年:ピンチを乗り越えて
 2011年:震災からの復興と成長制約の克服
 2012年:試練を乗り越えて前進する中小企業
 2013年:自己変革を遂げて躍動する中小企業小規模事業者
 2014年:小規模事業者への応援歌

 これを見るとテーマを構成する言葉に、
 
 2012年に中小企業という規模感のある表現が使われ、
 2013年は、中小企業小規模事業者が加えられ、
 2014年には小規模事業者が主役に躍り出たという流れです。
 
 年々のテーマはその時々の経済情勢やそれに伴う中小企業庁の政策が反映されています。
 診断士試験もそうした政策に無縁ではいられないということでしょう。
 
- 上記グラフの元データです。( 最近5年分の事例別の従業員数 ) -
事例別従業員数の推移
 また、規模が大きいのと小さいのでは事例ストーリーの特徴も変わります。
 その意味で平成26年2次試験の特徴を見てみます。
 
・規模が小さな企業では資金調達が難しい(事例Ⅰ)
・主力製品の数も限られるがその改廃も柔軟・迅速に行われる(事例Ⅱ)
・超精密加工と超小型加工技術に特化するという「小規模」ならではの果断な経営転換が成功に結びついた(事例Ⅲ)

 小規模事業者らしい特徴が現れています。
 
 さらに、事例文の中では起業家である社長の「創業の経緯」や「社長一人だけの体制でスタートした姿」などが描写され、まさに「小規模」がテーマであることがうかがわれます。

 -「ものづくり」重視について -
 次に業種別・規模別にまとめてみます。
 下表を見ると「ものづくり」が重視されていることがわかります。事例Ⅱでさえ平成24年、25年と続けて製造業が出題され、それ以外の事例をあわせても「製造業その他」の分類に属する企業の出題が多くみられます。
出題事例の業種分類と従業員数の推移
 
 - 小規模&ものづくり -
 このように、最近の試験傾向では「 小規模&ものづくり 」が特徴です。もちろん平成27年本試験の事例企業の業種や規模がどのようになるかはわからないながらも、こうした心の準備や仮説をもってあたるのとそうでないのとでは違いがでてくるのではないでしょうか。
 
 おわりまでお読み頂きありがとうございます。試験勉強の方、引き続き頑張ってください。

  

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